記事 > OBSラジオ > 情熱ライブ!Voice > 衛藤賢史のシネマ教室
2017/08/29
<司馬史観>と称される日本の歴史のある部分を切り取って俯瞰する大河小説作家の司馬遼太郎の大ファンである。『竜馬がゆく』『翔ぶが如く』『坂の上の雲』の近代を扱った3部作はTVドラマで視覚化されたが、まさか『関ヶ原』が映画化 […]
2017/08/22
親と子。人間同士の最小の共同生活なのに、その在り方は千差万別。いや密接した心の最小共同生活ゆえに些細な条件で壊れ修復する連続となり得る。 この作品は、血のつながらないふたりの娘の父が、妻の妊娠を通して微妙に壊れはじめる家 […]
2017/08/15
痛快青春コメディとしてリニューアルした新スパイダーマンは、シリーズ化されそうな内容となっている。 15才の高校生ピーター・パーカー(ジョン・ワッツ)は、けっこう成績優秀なのだが親友のネッド(ジェイコム・バタ […]
2017/08/08
1987年『週刊少年ジャンプ』で連載を開始してから30年という「ジョジョの奇妙な冒険」は、イギリス名門貴族の息子ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランド―の2人の少年の出会いからはじまる、ジョースター家の血縁と因縁を描 […]
2017/08/01
ユニバーサル映画のオハコであった怪奇物の作品を、新たにリニューアルし特A級のスケールを持つ内容に仕立て直す<ダーク・ユニバース>と呼称した映画の先陣を受けたのがこの作品だ。なるほど!これ程のプロジェクトだったら、絶対に失 […]
2017/07/25
一作目では、孤児院の幼女の(グルーは子供嫌いという設定にして)マーゴ・イディアス・アグネスの親となり、二作目ではグルーを捕らえる立場の捜査官ルーシーと恋仲になり、この三作目ではグルーの双子の兄弟ドルーに出会うという内容で […]
2017/07/18
ヨーロッパ諸国が2016年の最高の映画としてもろ手を挙げて選出した作品は、ドイツの女性監督が作った「ありがとう、トニ・エルドマン(原題:TONI ERDMANN)」だった。コメディの形を取りながら、グローバル化が進む激烈 […]
2017/07/11
ジブリの制作部門の解散後、ジブリの首脳スタッフから宮崎駿の後継者と目されていた米林宏昌監督が、新たにスタジオポノックでジブリの制作メンバーたちと手を組んで制作したファンタジー・アニメの作品だ。原作はイギリスの女性作家・メ […]
2017/07/04
虚実織り混ぜての原作小説『忍びの国』の面白さは抜群であったが、原作者の和田竜が脚本(実は「のぼうの城」の脚本で城戸賞を受賞している)を担当しており、映画の方は小説と少し違う、時代劇に名を借りた現代を風刺したコメディという […]
2017/06/27
アカデミー主演男優賞と脚本賞という主要部門を、地味な内容にも関わらず受賞した作品をやっと見ることができた。ベン・アフレックの弟であるケイシー・アフレックが、これでお兄ちゃんと遂に肩を並べることが出来たのは他人事ながらうれ […]
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