記事 > OBSラジオ > 情熱ライブ!Voice > 衛藤賢史のシネマ教室
2013/12/17
よく練られた脚本と、「釣りバカ日誌」シリーズの朝原監督の丁寧なドラマ作りの手腕によって優れた時代劇の作品となっている。 加賀百万石の江戸屋敷に奉公する春は、亡き父親ゆずりの優れた味覚と料理の腕を持っていた。春が仕えるお貞 […]
2013/12/10
われわれが考える高雅にして静謐な利休像を形成した裏には、ひとりの謎の女性の影があった。若き日から、常に懐に抱え誰にも見せない緑綵の香合の焼き物への切ない思いとは何であったのか? 秀吉から切腹を命じられた当日から、過去へと […]
2013/12/03
さすがグルメの国のグルメの映画!女性の心意気を高らかに謡いあげながら、フランスの素朴な家庭料理にこそフランス料理の原点が隠されていることを、そのメニューの数々とともに映画の中で舌づつみする作品となっている。 フランスの田 […]
2013/11/26
敢えて空白を残す画面の作りは日本がの空間構成そのものであり、淡い色調に彩られた色彩感の雅さは日本の古典中の古典と言われる、この昔話にふさわしい物となった。 背景とセル画を別々にして描くセルアニメーションの手法を使用せず、 […]
2013/11/19
インモラルな内容ということは断片的に流される情報で承知していたが、これほどすごいものとは思わなかった。背中がヒリヒリするような緊張感のある作品であった。カウンセラーと呼ばれる切れ者を自認する弁護士は、己の才覚を過信し、安 […]
2013/11/12
ハートウォーミングな映画とは、このような作品を指して言う言葉であろう。 認知症の母を介護するバツイチの中年男の話、と言えば湿っぽい内容と思いがちであるが、何回も笑い!何回も泣き!ながら魂が癒される作品となっているのだ。長 […]
2013/11/05
ギリシャ神話では、神と人間の間に生まれた子を<ヒーロー>と呼び、神と同じような能力を有するが、神と一点だけ違うのは可死の運命を持つことである。例えばアキレスとかヘラクレスなどがそれであるのだ。 そして、リック・リオーダン […]
2013/10/29
快調なテンポで観客を一気に奇想天外な物語の中に引っ張り込む手腕は、見事である!と唸りたくなる面白い娯楽作品となっている。 それぞれがマジシャンとしての特技の違う4人が、謎の人物から召集され<フォー・ホースメン>としてチー […]
2013/10/22
<タイピスト>という言葉は、現在のパソコン時代ではもう死語になってしまったが、1950年代の男性社会で女性が企業で活躍できるのはタイプライターで書類を早打ちするタイピストという秘書的役割の職種だったのだ。 フランスの片田 […]
2013/10/15
おしん役の濱田ここねの愛らしい表情と素直な演技によって、この作品は魅力ある内容となった。 今年はNHKの朝ドラ「あまちゃん」人気が社会現象にまでなったが、その元祖と言っていい朝ドラが1983年に放送された「おしん」であっ […]
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