OBS大分放送

1.開催日時
平成27年1月19日(月)12時

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 記者たちの眼差し「12・8開戦の日に」(ダイジェスト)
放送日時 平成26年12月20日(土)26:53~28:05

[2]業務報告
(1)1・2月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(12月)

[3]次回日程について
平成27年3月23日(月)

4.出席委員
伊藤安浩 委員長、是永幹夫 副委員長
鶴丸礼子委員、伊藤京子委員、神田岳委委員、藤内 悟委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員、西村摩耶委員
<局側出席者>
永田社長、高木常務、井尻テレビ制作局長、泉テレビ編成局長兼視聴者室長、松井報道局長、砂原ラジオ局長兼ラジオ営業部長兼ラジオ制作部長、篠原番組審議会事務局長

5.審議の概要
平成27年度1月の番組審議会が開かれ、永田社長が「今年の県内は、JR大分駅ビルの開業や東九州道の全線開通、県立美術館オープンなど、大きなイベントが目白押し。ふるさとが大きく変わる1年を、ニュースや番組を通じて、テレビとラジオでしっかりと県民に伝えていきたい」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『記者たちの眼差し「12・8開戦の日に」』を聴取・合評した。OBS制作の「海軍士官が残した墨書」は、真珠湾攻撃直後、別府市の料亭「なるみ」に海軍隊員たちが祝勝会で集まった。料亭の亭主にお礼として、機密だった真珠湾の写真と、「一撃必中」と書かれた書を残した。以来なるみを訪れた海軍士官らが書をしたためるようになり、1944年末までに300人以上の隊員の書が残されている。調査してきた「豊の国宇佐市塾」のメンバーや、書を残した隊員の取材を通して、当時の隊員の思いを伝える。この他、MBC制作の「遺族が語る反乱」も。

<委員からの主な意見>
○70年もたたなければこの記録が出来なかったのか、もっと早く取り掛かれなかったのかと思った。
○「いつまでも戦後でありつづける」という言葉は、なるほどと思った。学校教育の中でも、観る機会があるようにして欲しい。
○事実をとらえる一方で、有識者のコメントを撮って入れることも、歴史的な事実の報道では重要。
○「なるみ」という料亭の存在も知らず、戦争に関わる重要な場所があったことに純粋に驚いた。
○自分の混乱を何とか荒々しい字で紛らしている、そのような戦争の不条理さや人間のもろさが書を追う事によって感じ取れた。
○人間の内部をえぐり、聞き出したようなものが、非常に平和の方向につながっていくのではと思う。
○体験者が存命のうちに証言をとらなければと思う。今回は貴重な映像になったと思う。
○特定の人物の、本当はいやなのにやるしかなかったという状況を追ってもらったので、分かりやすい戦争の理解となった
○各局の思いがこもった企画を、一つにまとめ編集していく演出では、感性が伝わりにくかった。
○非常に貴重な映像で、時がたつとともに価値のあるアーカイブになっていく。
○年齢の高い方々が見るという思い込みを持たず、中学生でも分かるような工夫をしてもらうと、教育的機能も高まっていく。

 

 

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