1.開催日時
2024年11月18日(月)午後1時~2時40分
2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール
3.出席者
委員総数 8名
出席委員数 8名
<出席委員の氏名>
伊藤安浩 委員長、是永幹夫 副委員長、下川宏樹 委員、児玉憲明 委員、藤本 保 委員、平松まゆき 委員、小笠原順子 委員、リヴィア清水夏子 委員
<放送事業者側出席者>
猪俣知三 代表取締役社長、兼子憲司 常務取締役 報道局長、篠原真治 メディアコンテンツ局長、筒井 浩 コンテンツ部、黒田隆司 番組審議会事務局長
4.議題
[1] JNN九州・沖縄地区番組審議会 委員長会議 報告
[2] 番組審議
テレビ番組:「ムーブ」笑って泣いて、笑わせて
放送時間:2024年10月20日(日)深夜1時45分~2時15分
[3] 業務報告
(1)10月・11月のニュースや番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(10月)
[4] 次回日程について
日時:2024年12月2日(月)午後5時~
会場:大分市都町 ふく亭本館
5.審議の概要
【視聴番組について】
真っ赤な花柄衣装でステージに立つ「パワフルけいこ」こと、平川景子さん(70)。大ベテランではなく3年目の若手芸人です。お笑い芸人養成所に入所したのは66歳の時でした。景子さんには笑わせたい人がいます。長女のあいさん(38)。750gで生まれたあいさんは難病を患い、20歳の時には心肺停止で搬送されたことも。「一瞬一瞬をちゃんと生きないといけない」。景子さんにとっても人生を変える出来事でした。
景子さんの相方、ゴウイチこと原剛一さん(47)は4年前から全盲です。緑内障で視力が低下、現実を受け入れられず荒れた時期もあったと言います。以前はそば店の店長で客と話すのが好きだったゴウイチさん。目は見えなくても面白い話ができればとお笑い養成所に入所。3人の子の父親でもあるゴウイチさんは、「全盲でもお笑い芸人として前向きに生きている姿を子どもたちに見せたい」そして、家族に笑ってもらえたらと言います。笑いに救われたという2人の日々を見つめます。
<委員からの主な意見>
〇その人がその人らしく生きること。そのことが他の誰かの生きる力に繋がっていく。そのことを教えてくれた。
〇家族のために始めたチャレンジが、他の誰かの生きる力になっているという姿に勇気をもらった。
〇自然体の会話の中で、さりげなく大事なことを番組の中に入れている。
〇人生の中で笑いはとても大切だ。自分も笑うし周りの人も笑わせたい。それがテーマでそのことは伝わった。
〇いろんなものを背負っている2人の生きる意味。それがしっかりと描かれていた。
〇障害者の方は大変で助けないといけない存在という描き方ではない。自主性をもって人生を楽しんでいるという描き方がいいなと思う。
〇家の中での表情がしっかりと押さえられていた。取材者と取材される側の関係性が良かったのだろうと思う。
上記のように評価する意見の一方で、
〇漫才のネタに目が見えないという自虐的な要素を入れている。なかなか笑えないと思う。
〇景子さんは毎日泣いている時に妊娠したという。何が辛かったのかわからない。
〇番組の中で、まんべんなく剛一さんとあいさんが出ていて、もったいない気がした。またテーマと乖離しているとも感じた。
〇この2人がどのように出会い、コンビが結成されたのかが分からなかった。最後まで気になった。
といった意見もいただいた。
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