OBS大分放送

1.開催日時
平成29年6月19日(月) 12時~14時20分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 『「新窓をあけて九州 命のバトンリレー」~2匹の災害救助犬~』
放送日時  平成29年5月21日(日)10:00~10:15
[2]業務報告
(1)6・7月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(5月)
[3]次回日程について
平成29年7月24日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、佐藤政昭委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、藤澤真由美ディレクター、篠原事務局長

5.審議の概要
平成29年度6月の番組審議会が開かれ、永田社長が「今国会で共謀罪の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法が可決された。言論、集会、表現の自由は民主主義の根幹であり、私たちマスコミと警察をはじめ公権力との間には新たな緊張関係が生じると思うし、今後マスコミの役割は一層増してくる」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『「新窓をあけて九州 命のバトンリレー」~2匹の災害救助犬~』を視聴・合評した。大分県国東市の坂本さんはNPO法人の災害救助犬指導士。コンビを組んだチェイサーとこれまで災害現場で活動してきた。しかし救助犬の活動はすべてボランティア。金銭的な面からも継続するかどうか迷っていた矢先、熊本地震が発生。被災地での活動を通して坂本さんは活動を続けることを決意。後継犬クヴィックを迎え入れ、2匹の合同の訓練が始まった直後、チェイサーが急な病で息をひきとった。悲しみに暮れる間もなく、クヴィックとのコンビで災害救助犬の認定審査会合格を目指す。

<委員からの主な意見>
○災害救助犬に認定審査会があったり、ボランティアだったりと、非常に面白い題材を取り上げた。
○ボランティアでいろんな心労を背負い込み、現場に行っても決して良い思いをすることはないのに、なぜ行政の補助などのスキームがないのか理不尽に思った。
○ボランティアの中で、どうしてチェイサーと組んで、その後のクヴィックとどういう形で巡り合ったのか、その辺の仕組みがぼやっとしていた。
○消防署などから委託を受けてボランティアでやっていると思っていたが、そのようなシステムは全くないことに驚いた。危険な現場にも行くこともあるし、行政的なシステムができると良い。
○様々な場所でこの話題を提供して、南海トラフ地震など事前に予測されている災害に備え、このような団体のことを大きく広めると良いと感じた。
○やはり使役なので、飼えば飼うほど、盲導犬も救助犬も平均寿命は縮まる。そういう意味で多分良い飼い主さんだが、ハンドラーとしては厳しいのではないかと感じた。
○チェイサーが亡くなった後の、クヴィックの変化の瞬間がよく撮影できたと思う。
○面白かったのは、犬種は様々と考えるようになったところ。警察犬はシェパード、ミニチュアダックスフンドは家庭犬と決めつけてしまいがちだが、小型犬は体重が軽く、狭い所に向いているなど長所がある。先入観なく、個々の能力を引き出すように考え方が変わってきているところが新鮮。

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