1.開催日時
2020年10月19日(月) 12時~14時00分
2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール
3.出席者
委員総数 8名、出席委員数 7名
<出席委員の氏名>
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、板井良助委員、藤本 保委員、小田圭之介委員
<放送事業者側出席者>
永田悠三郎社長、兼子憲司報道制作局長、神屋伸敏編成局長、藤澤真由美テレビ制作部、羽田野哲彦視聴者室長 兼 番組審議会事務局長
4.議題
[1]番組審議
テレビ番組
新 窓をあけて九州 「母の家」
放送日時 2020年9月20日(日)午前10:00~10:15
[2]業務報告
(1)10月・11月のニュースや番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(9月)
[3]次回の日程について
日時:2020年11月16日(月)正午
会場:大分放送 本社5階 セレモニーホール
5.審議の概要
冒頭、永田社長は、世界が注目している「アメリカ大統領選挙」や、「日本学術会議」新会員の推薦者6人が任命されなかったこと、また新型コロナウイルスの経済への影響を和らげるために「GOTOトラベル」や「GOTOイート」のキャンペーンを打ち出したが、要の感染予防について十分なのか心配される面もあると懸念を示した。また、コロナ禍で民間企業ではボーナス支給が無かったり、大幅に削減されたり、深刻な状態が続いていることを強調、最後に大分放送の今年の上期決算について触れ、新型コロナウイルスの影響で特にスポットの落ち込みが大きく、売り上げは19億円で、前期比80%と大幅に減って、この結果、営業損失は1億6900万となったことを報告した。
続いて、JNN九州6局が制作し、放送している「新窓をあけて九州」で9月20日に放送された大分放送制作の「母の家」を視聴した。大分県宇佐市にある「母の家」。営むのは助産師の宇留嶋美弥さん(48)で、産前産後のママたちにココロとからだのケアを行っている。25歳で助産師の道を歩み始めた彼女は、病院で勤務中に、あることに気づかされる。それは「出産を終えたママたちは実は家に帰ってからの方が悩みの多い」ことを…。「地域のママたちに子育てのスキルを伝え、癒やしを与えたい」。宇留嶋さんは32歳の時、自宅で助産所を開業。2018年に築100年の古民家を借りて、「母の家」をオープンさせた。地域における助産師としての活動はもちろん、ワークショップを開いてママたちのコミュニケーションの場を作ったり、家事サポートや子ども服のリユース、託児サービス、快適な分娩衣を開発して、ママたちが喜ぶ支援を行ったりしている。また、思春期の子どもたちへの性教育にも熱心に取り組んでいる。2015年、仲間とともに「いのちを伝える応援団」を結成。演劇を交えながら楽しくまじめに“性”について伝えている。その彼女の夢とは。
<委員からの主な意見>
〇この番組は、いろんな事を問題提起し行政を始め一人一人に問うものになっていて、考えさせられたが、子育て支援という事にフォーカスして制作した方が良かったんじゃないかと思う。
〇母親たちの連携に心が温かくなった。
〇地域に根ざしてすごい勢力的に頑張ってる方々を取り上げているというのは地元の放送局ってすごくいいなと思いますが、これまでなぜ支援が無かったのか、また主人公の社会の中での位置づけなども示して頂けるとまだ良かったと思う。
〇子育て支援については色々言いたいことは沢山あるんですが、この番組を行政の関係者が見て、いろんな改革や見直しの必要性を感じてくれれば良いなと思った。
〇普段から、共助がある事が自助を助けて、行政がしっかりその公助の仕組みを持っている事が共助を助けていくっていうね。そう考えなきゃいけないんじゃないかなと感じた。ぜひ今後も取材続けていただければなと思う。
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