OBS大分放送

大分放送文化・スポーツ振興財団助成金贈呈式

大分放送文化・スポーツ振興財団の助成金贈呈式も今年で33回目を迎えました。
私共は、放送メディアとしての企業活動は勿論のことですが、地域社会に貢献する事業に取り組むことも大切なことだと考え、平成元年に財団を立ち上げ、これまでに延べ330の団体と個人に助成金を贈呈してまいりました。当財団は、平成24年に一般財団法人に移行しましたが、これからも、教育、文化、芸術、学術、スポーツそして環境保全活動等への助成を続けてまいります。今回は新規の4件を含め18の団体と個人への助成を決めさせていただきました。当財団の助成事業が多少なりとも皆様の活動のお役に立てればと願っております。

(1)「わが心の瀧 廉太郎」 120回忌-メモリアル・コンサート2022-

<申請者>
「わが心の瀧廉太郎」実行委員会
代表 宮本 修

瀧廉太郎の人生をドラマティックに鼎談と演奏、解説で構成。竹田市に新しく「廉太郎ホール」が出来た経緯と今後の展開について座談会で語り合い、「滝廉太郎」の音楽世界を楽しむ。

▽第一部 講演「瀧廉太郎ホールの魅力」
藤原惠洋(竹田市文化振興財団理事長)
▽第二部 滝廉太郎さんの曲と廉太郎さんが良く弾いていた曲から
演奏/特別編成アンサンブル

日時:令和4年6月29日(水)18時30分~20時30分
場所:J:COMホルトホール大分・小ホール
主催:「わが心の瀧廉太郎」実行委員会 J:COMホルトホール大分
共催:竹田市総合文化ホールグランツたけた
後援:大分合同新聞社

(2)第22回別府アルゲリッチ音楽祭 音楽とSDGs~新しい道

<申請者>
公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団
理事長 尾野 賢治

「別府アルゲリッチ音楽祭」は別府コンベンションプラザの自主事業として大分県・別府市から世界への芸術発信を目指し、1995年から3年間のプレ・コンサートを経て1998年にスタートした。世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチを総監督に迎え、正式名称MUSIC FESTIBAL Argerich’s Meeting Pointに象徴される様々な「出会いの場(音楽・人・自然)」を通じて、音楽の社会での役割を考え、社会の共有財産である芸術文化の発展に寄与し、次世代へ人類の財産として受け継がれる新しい社会環境の創造の場を目指す。
(1)「育む」
21世紀を生きる子どもたちが心豊かに暮らせる社会をつくることは、大人たちみんなの願いであり義務でもある。子どもたちが素晴らしい音楽に触れる機会や、音楽を志す若者たちが学ぶ場を提供し音楽を通じて人を育んでいくことは、当音楽祭の大きなテーマである。
(2)「アジア」
アジアの音楽家とアルゲリッチの「出会いの場~Argerich’s Meeting Point~」をつくり、また、音楽を愛するアジアの若者を育み、アジアの音楽文化の中核となる音楽祭を目指す。クラシック音楽を通してアジアの、そして世界の人々との「出会いの場」を創出する。
(3)「創造と発信」
地域の人たちとともに創る、地方だからこその温かな「手作りの音楽祭」を目指す。クラシック音楽を通じてより豊かな社会環境を創造し、別府そして大分の地から世界へ向けて、個性あふれる音楽文化を発信していく。

日時:令和4年5月7日(土)~6月25日(土)予定
場所:しいきアルゲリッチハウス、ビーコンプラザ、iichiko総合文化センター、大分市平和市民公園能楽堂 ほか
主催:公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団、大分県、別府市、大分市   
共催:公益財団法人大分県文化スポーツ振興財団、ビーコンプラザ
後援:大分放送、外務省、文化庁、在日アルゼンチン共和国大使館、在日スイス大使館、国連広報センター、大分合同新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、日本経済新聞社大分支局、西日本新聞社、共同通信社、NHK大分放送局、テレビ大分、大分朝日放送、エフエム大分、ゆふいんラジオ局

(3)ボランティアによる森林づくり事業

<申請者>
公益財団法人森林ネットおおいた
理事長 重本 悟

ボランティアによる植樹活動を行うことにより、県下ボランティア活動を推進するとともに健全な森林や緑を造成して地球温暖化防止の一助とする。また、都市住民をはじめ多くの人々に森林や緑に対する一層の理解を深めてもらうことを目的とする。

日時:令和5年3月中旬(緑の募金強調月間中・緑化推進強化月間中)
場所:大分県県民の森平成森林公園さくら園
内容:ジンダイアケボノ60本を植樹(約0.2ha)/森林整備
主催:公益財団法人 森林ネットおおいた
後援:大分県など(予定)

(4)大分ウィンドフィルハーモニー第27回定期演奏会

<申請者>
大分ウィンドフィルハーモニー
代表 森田 健二

クラシック音楽を中心に演奏活動を行っている吹奏楽団。わかりやすく、楽しく聴いてもらえる演奏会を目指して活動を行っている。来場者に満足していただけるステージを目指すべく、毎回趣向を凝らしたプログラムを構成している。
今回の定期公演は「鹿鳴館とジャポニズム」(仮)と題し、日本とヨーロッパが互いに影響を受けたクラシック音楽を中心に、解説を交えながら観客に分かりやすく伝える。吹奏楽ではなかなか聴くことができないクラシック音楽の響きを目指す。
演奏曲目:ブルックナー/交響曲第5番より第4楽章(ノヴァーク版)
(予定) サン=サーン/交響詩「死の舞踏」
     マスネ/組曲第4番「絵のような風景」 ほか

日時:令和4年5月22日(日)
場所:iichiko音の泉ホール
主催:大分ウィンドフィルハーモニー
後援:大分市教育委員会、大分合同新聞、大分放送、テレビ大分、大分朝日放送、エフエム大分、J:COM大分ケーブルテレコム、大分インフォメーションハウス(予定)

(5)大分交響楽団2022ファミリーコンサート・第45回定期演奏会

<申請者>
大分交響楽団
理事長 倉内 芳秋

ファミリーコンサートは、クラシック音楽のファンを増やす目的で、親しみやすい曲をご家族や多くの方に聴いていただくことを一番の目的としている。また、日ごろ生の演奏を聴く機会の少ない障がいのある方や子ども等を招待して楽しんでもらう。今回は民族楽器ツィンバロンとの共演を含め、接する機会の少ないハンガリーの情景を感じられる曲を演奏し、民族の多様性を紹介する。

演奏曲目:ベルリオーズ作曲「ラコッツィ行進曲」、レハール作曲「メリーウイドウのワルツ」ほか
定期演奏会は、活動目的に掲げる「大分の文化力向上」を達成するために取り組む重要な事業。今回は大分芸短大の森口真司教授を指揮者に迎え、生誕200年を迎えようとしているブルックナーの交響曲に取り組む。8本のホルンを含む壮大な楽器編成が生み出すオーケストラの魅力をお届けする。
演奏曲目:ロッシーニ作曲「ウイリアムテル序曲」(予定)、ブルックナー作曲「交響曲第9番」ほか
[1] 2022ファミリーコンサート
日時:令和4年6月26日(日)
[2] 第45回定期演奏会
日時:令和4年11月27日(日)
場所:iichikoグランシアタ
主催:大分交響楽団
後援:大分県教育委員会、大分市教育委員会、大分放送、テレビ大分、大分朝日放送、エフエム大分、大分合同新聞社(予定)

(6)「塩田千春 in BEPPU」「ベップ・アート・マンス2022」

<申請者>
混浴温泉世界実行委員会
総合プロデューサー 山出 淳也

趣旨
優れた芸術活動を市民に紹介し文化振興を図るとともに、地域活性化を担う人材育成に寄与し、別府市の魅力を全国へ発信させることを目的に活動している。国際芸術祭の開催など13年間の取り組みを通じて、別府はアートの町としても知られるようになった。
2021年度は、新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中で、打撃を受ける市民を元気づけるとともに、別府が事態収束後、真っ先に目的地に選ばれるための種まきとなるような発信力の高い事業の創出を目指した。2022年度もオンラインを活用しながら、2つ事業を同時期に開催する。アフターコロナ時代を見据えつつ、県内のさらなる文化振興を図り、文化による地域活性化を地方創生の成功モデルとして育て、全国に広げていきたい。
内容
「塩田千春 in BEPPU」は、予測不能で困難な時代の羅針盤となるプロジェクト。生きる意味を問い、人々の心に希望のあかりを灯すことを目指す。ベルリンを拠点に国際的に活躍するアーティスト・塩田千春は、空間に糸を張り巡らせる展示や、靴や旅行鞄など人の痕跡・記憶を内包するマテリアルを用いた大規模な作品で知られ、力強さと儚さが共存し命の喜びと死への恐れを同時に感じさせる作品は、われわれの心の奥底を刺激し感情を揺さぶり続ける。
13回目を迎える「ベップ・アート・マンス2022」では、別府市内での展示や公演など、市民による多様なプログラムを、リアル・オンラインの両面で実施する。重点エリアやテーマを設けることにより、これまで以上の活性化を図る。

日時:令和4年8月11日(木)~10月17日(月)
場所:別府市内各所・オンライン
主催:温泉混浴世界実行委員会
後援:公共団体、メディア各社(予定)

(7)グループUNO第50回 記念演奏会

<申請者>
グループUNO
代表 菊池 明美

結成以来、毎年定期演奏会を開き、クラシック演奏会の団体として大分県内に在住し、勉強を継続している団員と共に、相互の向上と大分の芸術文化に貢献する。
50周年記念演奏会は、第24回大分県民芸術文化祭閉幕行事にも採択された。全員参加の室内楽コンサートを開催し、今後の演奏活動躍進の契機にしたい。
公演内容:小編成の室内楽団とピアノ(3台)、声楽、フルート、サクソフォンの協演
(参考)
▽学校巡回(NPO法人大分県芸振事業):昨年は4校で公演
▽地域活動:保育園でのクリスマスコンサート
▽ボランティア活動:知的身体的障がい者施設「うえの園」でのコンサート
▽研修活動:毎年定期演奏会に向け外部講師を迎えて受講

日時:令和4年11月27日(日)
場所:iichiko音の泉ホール
主催:グループUNO
共催:大分県民芸術文化祭実行委員会
後援:大分合同新聞社、NPO法人大分県芸振、大分放送

(8)ほっと・ハートフルクラシックコンサート2022

<申請者>
ほっと・ハートフルクラシックコンサート実行委員会
実行委員長 宗 直長

昨年はコロナ感染拡大の影響により、コンサートの開催自体が危ぶまれたが、音楽の力を信じて、また、10年間続いてきた心の交流を絶やしたくないという思いも叶い、感染対策を万全にした上で公演を開催することができた。
11回目の開催となる今回は、依然としてコロナ禍で暗い空気の漂う中、大分市出身のバイオリニスト朝来桂一氏を中心に芸大出身の音楽仲間たちによる良質な生演奏により、勇気と希望を与えられるようなコンサートにしたい。また、音楽への豊かな感性や音楽を愛する心情を児童生徒に育み、子どもたちが音楽の素晴らしさを味わい、体験することを目的に、併せて学校訪問コンサートを実施する。

日時:令和4年11月13日(日)(予定)
場所:豊後高田市中央公民館大ホール
主催:ほっと・ハートフルクラシックコンサート実行委員会
共催:豊後高田市教育委員会
後援:豊後高田市学びの21世紀塾ほか

(9)The 13th 子どものためのジャズコンサート

<申請者>
ミントムーン
代表 梅香家 由香

年に1回、子どもとその家族を対象に、ジャズの魅力を楽しく分かりやすく伝えるためのコンサートを開催。子どもが好きな曲をジャズにアレンジし、ジャズを身近に楽しんでいただくためのコンサートを、利便性の良いホール、質の高い音響やステージ環境でより多くの親子に楽しんでもらいたい。

日時:令和4年8月28日(土)
場所:J:COMホルトホール大分・小ホール
主催:ミントムーン
後援:大分市教育委員会、大分合同新聞社、大分放送、テレビ大分、大分朝日放送、J:COM大分ケーブルテレコム、エフエム大分、月刊シティー情報おおいた(予定)

(10)第4回日韓友好のつどい in OITA

<申請者>
NPO法人日韓芸術文化交流会
理事長 印 成銀

大分県を中心とした日本と韓国の民間交流を促進する目的で、2019年にスタート。コロナ禍により民間レベルでの交流も制限される中ではあるが、2020年度は大分県が日中韓東アジア文化都市に選定されたこともあり、イベントを継続していきたい。
韓国映画評論家協会の方々や日本のジャーナリストを招待し、韓国映画の上映を通して韓国文化を紹介したり、講演会により韓国時代劇の中の時代背景を解説したり、日本と韓国の相互理解や文化交流を図っていきたい。

日時:令和4年10月1日(土)2日(日)
場所:J:COMホルトホール大分 大ホール・小ホール
主催:日韓友好のつどい in OITA実行委員会
後援:駐福岡大韓民国総領事館、韓国観光公社福岡支社、福岡韓国教育院、韓国釜山韓日文化交流協会、大分県、大分県教育委員会、大分市、大分市教育委員会、大分市観光協会、別府市、別府市観光協会、別府市教育委員会、在日本九州韓国人連合会、大分県日韓親善協会、大分市日韓親善協会、中津市日韓親善協会、別府市日韓親善協会、在日本大韓民国大分民団地方本部、在日本大韓民国福岡民団地方本部

(11)高齢者における新型コロナウイルス感染の重症化に対するACE2の有用性に関する検討

<申請者>
大分大学医学部 内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座
代表 後藤 孔郎

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のヒト感染(COVID-19)が猛威を振い、社会的・経済的に大きな打撃を与えている。SARS-CoV-2の感染には、アンジオテンシン変換酵素(ACE)2が不可欠な受容体であることが明らかになっている。COVID-19の重症化をもたらす要因のひとつに高齢があげられている。今回の事業では「高齢だと多臓器内のACE2発現が増加することでSARS-CoV-2が易感染し、重症化するのではないか」ということを明らかにしたい。本研究により、ACE2がCOVID-19の重症化を防ぐ治療薬となりうることが期待される。

調査研究実施期間:令和4年6月~令和5年5月

(12)ネット上の海賊版被害を抑止するためのIPサイバーパトロール活動

<申請者>
公立大学法人大分県立芸術文化短期大学
理事長 小手川 大助

コロナ禍でコンテンツの価値が再認識された一方でネット上の知的財産権の侵害が多様化している。海賊版サイト・ファスト映画・有料配信動画の無断転載・偽グッズの販売等、SNSを中心に被害が拡大し、深刻な社会問題となっている。そこで、大分県警と協力し、知的財産権の侵害に関する情報を対象としたサイバーパトロールを実施するとともに広報用の動画を制作する。
また、学生の人材育成(情報モラル、知的財産マインドの向上)を図るとともに、犯罪の未然防止、安心・安全なインターネット社会の実現に貢献する。先例のない取組みとして大分モデルを構築・普及させることを目的とする。

具体的内容
[1] 令和4年4月~6月:インターネット上の知的財産侵害形態の類型化
[2] 令和4年7月~8月:各侵害形態に応じた通報先の選定
[3] 令和4年7月~5年3月:通報ガイドライン案の作成とアップデート
[4] 令和4年7月~5年3月:学生によるパトロール活動の実施
[5] 令和4年4月~9月:広報用キャラクターの制作及び動画コンセプトの検討
[6] 令和4年10月~5年3月:広報用動画の制作
場所:大分県立芸術文化短期大学内および大分市内(講演等)
主催:大分県立芸術文化短期大学(講演等)

(13)第16回大分アジア彫刻展

<申請者>
大分アジア彫刻展実行委員会
委員長 広瀬 勝貞

豊後大野市出身の彫塑家「朝倉文夫」を顕彰するとともに、アジアの彫刻界に新しい風を吹き込む新進彫刻家の奨励・輩出を目的として1992年から開催している国際公募展。大分県と豊後大野市が共同で開催し、地方から全国、世界(アジア)に向けて、新しい感性あふれる芸術文化の情報発信を行い、地域の文化振興に寄与する。
アジアの国と地域に在住している50歳未満の新進彫刻家から作品を募集。審査で選ばれた約30点の入賞・入選作品を10月から展観し、会期中にさまざまな関連事業も実施。特に今回は「東アジア文化都市2022大分」のコア事業として、中国・韓国の参加都市との交流事業を計画している。

日時:令和4年10月15日(土)~11月27日(日)予定
場所:朝倉文夫記念文化ホール(豊後大野市朝地町)
主催:大分アジア彫刻展実行委員会、大分県、豊後大野市
後援:文化庁、大分県民芸術文化祭実行委員会、大分合同新聞社、NPO法人大分県芸振、NHK大分放送局、大分放送、テレビ大分、大分朝日放送、エフエム大分、J:COM大分ケーブルテレコム(予定)

(14)25周年記念公演「朗読劇:恩讐の彼方に」菊池寛作

<申請者>
ポケットの会
代表 篠永 朋子

結成以来25年、会員相互の向上と関わる方々との交流を大切にしながら、特に小学生、中学生に向けての読み語り、演劇、平和授業を通して、それぞれの心に響いてもらえるよう精進してきた。
「恩讐の彼方」発行元の文藝春秋100周年と「ポケットの会」25周年のタイムリーな年に、中津の青の洞門をベースに菊池寛が書いた作品と大分の名勝を広く知ってもらうと共に、これまでに関わっていただいた方々をご招待し、お礼と活動報告の気持ちを伝えたい。

日時:令和4年11月23日(水)
場所:J:COMホルトホール大分・小ホール
主催:ぽけっとの会
後援:大分放送(予定)

(15)滝廉太郎顕彰コンサート~廉太郎が愛した音符

<申請者>
公益財団法人竹田市文化振興財団
理事長 藤原 惠洋

滝廉太郎ゆかりの町・竹田市は「音楽のあるまちづくり」をすすめている。
令和元年、廉太郎が東京音楽学校時代に親友であった鈴木毅一氏の遺族から、廉太郎からの手紙や楽譜、書物などを含む膨大な資料が竹田市に寄贈された。「グランツたけた」では、滝廉太郎生誕140周年記念事業として、資料に含まれた廉太郎最後のピアノ曲「憾」の手稿譜や、作曲途中の草稿譜を元に弾き比べた。死の淵にあって作曲した過程が鮮明になり、情熱をうかがい知れた。また、令和3年3月、歴史文化館・由学館での「滝廉太郎 憾の真実」特別展では、手稿譜・草稿譜のほか、廉太郎が音楽学校時代にピアノ演奏した作品や、書簡の中で将来、演奏したかったであろう作品も判明した。それら作品群を「グランツたけた・廉太郎ホール」で再現し、人間・滝廉太郎を浮き彫りにする。

▽出演 TAKETA室内オーケストラ九州
▽第一部 「廉太郎のピアノ」
廉太郎が音楽学校時代にピアノ奏者として出演した19件の演奏会の中から4曲を披露し、廉太郎の軌跡をたどる。
▽第二部 「廉太郎が届けたかった音楽」
1901年、廉太郎はドイツに向かう船中で親友の鈴木に書いた手紙の中に楽しむ様子が綴られていた、室内楽「フンメル/七重奏局」。この曲は、廉太郎が所有する譜面のうち唯一の室内楽曲。管、弦、ピアノでの構成は珍しい。

日時:令和4年6月25日(土)
場所:竹田市総合文化ホール グランツたけた 廉太郎ホール
主催:公益財団法人竹田市文化振興財団
共催:一般社団法人九州シティフィルハーモニー協会
後援:竹田市、竹田市教育委員会、大分放送、大分合同新聞社 等(予定)

(16)2022「こどもアートフェスタ」

<申請者>
OMAP(オーマップ)
代表 仲谷 由香

2016年にNPO文化コミュニティとして活動をはじめ、主に芸術科学分野における子どもたちとアーティスト(芸術家・専門家)との協働によりイベントやワークショップを開催している。
2022「こどもアートフェスタ」では、子どもを対象に音楽絵本を中心とした体験活動と鑑賞や、子どもとアーティストをつなぐ文化コミュニティの構築と大分県の文化振興及び発信を行いたい。

内容
▽こども朗読音楽絵本「卵の殻をつけたどろぼうたち」
▽演奏ワークショップ
▽リトミックワークショップ
▽ミニコンサート

日時:令和4年10月9日(日)
場所:大分市コンパルホール
主催:OMAP
共催:大分県民芸術文化祭実行委員会(予定)
後援:NPO法人大分県芸振、大分県、大分市、大分県教育委員会、大分市教育委員会、大分合同新聞社、大分放送、テレビ大分、J:COM大分ケーブルテレコム、エフエム大分、大分朝日放送 (予定)

(17)「はじめてのぶたい」~乳幼児向け舞台鑑賞体験事業~

<申請者>
大分県子ども劇場連絡会
代表 仲道 美衣

コロナ禍で孤立しがちな乳幼児親子が、同じ舞台を観ることで共感しあい繋がっていく場を作りたい。また、0~3歳の子どもたちも、しっかりと舞台を観る力が備わっていることを母親たちにも知ってもらい、子どもたちと共感できることを知ることで、親子の愛情形成ができる場を作りたい。
今後、年1回、県内4か所の会場で乳幼児親子を対象とした舞台劇を上演し、各会場で20~30組の親子に鑑賞していただく。
公演内容:子ども向け舞台の専門劇団CAN青芸による乳幼児に向けた舞台劇「ぐるぐる」
「ぐるぐる」は、セリフがなく、口琴・カリンバ・太鼓などの手作り楽器と独特なボイスパフォーマンス。ぐるぐる模様のパネルに囲まれて、食べる、笑う、寝る、泣く、怒るを遊ぶフィーリングパフォーマンスを親子で鑑賞体験してもらう。

日時・場所:
令和4年9月17日(土) 中津市教育福祉センター 多目的ホール
令和4年9月18日(日) 日田市内の公民館
令和4年9月19日(月) 別府市社会福祉会館 大広間、iichiko総合文化センター 地下リハーサル室
主催:大分県子ども劇場連絡会
共催:実施地域の子ども劇場・親と子の劇場
後援:大分県教育委員会(予定)、中津市教育委員会、日田市教育委員会、別府市教育委員会、大分市教育委員会

(18)NPO法人知的障がい者フットサルクラブENTRADA運営

<申請者>
NPO法人知的障がい者フットサルクラブENTRADA
代表理事 藤近 さと子

2020年1月設立。チーム名の「ENTRADA(エントラーダ)」は、ポルトガル語で「入口」を意味し、障がい者の挑戦が始まる「入口」であり、またいつでも戻って来られる場所でありたいという思いが込められている。13人の所属選手は、ほとんどが就労支援施設や一般企業で働く社会人で、週3回の練習に励んでいる。2021年からはフットサル大分県リーグ(4部)に参加して、年間10試合、健常者と同じステージでの真剣勝負に挑んでいる。また、毎月、一般チームとの交流戦を行ったり、年4回、体験会や講演会などのイベントを開いたり、障がい者スポーツの普及や楽しさを広める活動を行う。

日時:令和4年度
場所:定期練習(週3回):サイクルショップコダマ大洲アリーナ、あすぴあ大分 等

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