OBS大分放送

1.開催日時
2025年6月16日(月)午後1時~2時35分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.出席者
委員総数  8名
出席委員数 8名

<出席委員の氏名>
伊藤安浩 委員長、是永幹夫 副委員長、下川宏樹 委員、藤本 保 委員、平松まゆき 委員、小笠原順子 委員、リヴィア清水夏子 委員、金 成妍 委員

<放送事業者側出席者>
猪俣知三 代表取締役社長、兼子憲司 常務取締役 報道制作局長、篠原真治 メディアコンテンツ局長、村津孝仁 アナウンス部、黒田隆司 番組審議会事務局長

4.議題
[1] 番組審議
ラジオ番組:「スイカ割り実況中継」(第50回アノンシスト全国審査会ラジオ・フリートーク部門優秀賞作品)
放送時間:2024年7月5日(金)12:20~

[2] 業務報告
(1)5~6月のニュースや番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(5月)

[3] 次回日程について
日時:2025年7月22日(火)午後1時~
会場:大分放送5階 セレモニーホール

5.審議の概要
<視聴番組について>
2016年から続くOBSラジオ毎年夏恒例、スイカ割りの実況リポートです。
2015年夏、村津アナがラジオ番組の中で「今年はスイカを食べてない。食べたい」と発言したところ、たまたまラジオを聴いていたスイカの名産地・日田市のスイカ農家である吉秋さんから高級スイカが1個届きました。その年は皆で分け合っていただいたが、翌年の夏も吉秋さんから高級スイカが届けられました。
「そうだ、ラジオでスイカ割りをしよう」
そう思い立った村津アナはOBSの前庭にブルーシートを広げ、若手アナウンサーにスイカを割らせ、自らはその模様をリポートするという、ワイド番組での生放送を始めました。これは日本のラジオ局でも珍しい「スイカ割りラジオ実況」の始まりです。「その年後半の開運祈願」という後付けのテーマを掲げたこの行事は鏡開きならぬ「スイカ開き」と呼ばれ、毎年、割った開運スイカを共に食べるために20人から30人のリスナーが集まります。
「こういうことだからこそ全力でやる。だから楽しい」
そう語る村津アナのホームラン実況以上の絶叫が今回もOBSの前庭に響き渡りました。

<委員からの主な意見>
〇「スイカ割り実況中継」番組名からも聴いてみたい雰囲気がある。情景が目に浮かび、手に取るように分かった。

〇ラジオの持つ想像させる力、臨場感、独特の距離感がすごく伝わってきた。この競技を見守る周囲の様子も、その場の空気感も伝わった。

〇韓国ではまったく馴染みのないスイカ割り。「スイカ割り実況中継」って何だろう思って聴いていたら、1人でゲラゲラ笑ってしまった。自分の想像力でこんなに楽しめるのだと改めて実感させてくれた。真剣さがすごく面白かった。

〇正直な感想は、「面白いけれど、これは一体何だろう?」というもので、聴き終わると、「何かのパロディーなのだろうか」と思った。

〇AMラジオの良さ、すなわち、ある種の古臭さや懐かしさを感じた。映像を見るよりも音だけ聴く方が、わくわく感が高まる。一見くだらないことを真剣にやるAMラジオがあるからこそ、我々の想像力は育まれるのだと思う。

〇青空ってこんな青空かな、風も少し吹いているかな、気温はこれぐらいかな、などとイメージできた。それはアナウンサー力だと思う。

〇本日初めて映像を見たら、大掛かりな準備はされておらず、人も少なく、ブルーシートも小さいなど、良い意味で簡素な様子。そして紙皿の上に立派なスイカがあるのが、すごく面白かった。

〇スイカの商品名は「羅皇(らおう) ザ・スウィート」。例えば漢字で書くとどうなのか、イメージできるような言葉があるとよかった。「羅皇」という漢字は、なかなか思い浮かばない。一見、馬鹿馬鹿しいって思えることでも、真面目に一生懸命やれば文化になると思う。

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