1.開催日時
2020年11月16日(月) 12時~13時40分
2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール
3.出席者
委員総数 8名、出席委員数 7名
<出席委員の氏名>
是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、板井良助委員、藤本 保委員、小田圭之介委員、児玉憲明委員
<放送事業者側出席者>
永田悠三郎社長、兼子憲司報道制作局長、神屋伸敏編成局長、井本信也テレビ制作部、羽田野哲彦視聴者室長 兼 番組審議会事務局長
4.議題
[1]番組審議
テレビ番組
新 窓をあけて九州 「ぼく、編集長です!」
放送日時 2020年10月25日(日)午前10:00~10:15
[2]業務報告
(1)11月・12月のニュースや番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(10月)
[3]次回の日程について
日時:2020年12月8日(月)午後5時
会場:大分市内「ふく亭 本店」
5.審議の概要
冒頭、永田社長は、「アメリカ大統領選挙で勝利宣言をした民主党のバイデン氏が、政権移行に向けて立ち上げたウェブサイトを本格稼働させ、“新型コロナウイルス”“経済危機”“人種差別”“気候変動”への対策を優先課題にあげ、決意を表明しています。 一方、菅総理は温暖化ガスの排出量を2050年に実質ゼロにする目標を掲げましたが、産業界との調整は不可欠で、具体的なビジョンが求められます」と述べました。また、「新型コロナウイルスワクチンの有効性が90%以上と暫定的ではありますが、臨床試験の結果が出ました。今後は副作用が出ないようにした、ワクチン開発が求められますが、コロナ禍を収束状態へ導くかもしれません」と期待感をにじませました。 続いて、JNN九州6局が制作し、放送している「新窓をあけて九州」で10月25日に放送された大分放送制作の「ぼく、編集長です」を視聴しました。大分県日田市に住む小学6年生の高村虎志郎くん(12)は手書きのフリーペーパーを不定期で作っている。その名も「高村木材フリーペーパー」。虎志郎君の祖父と父が日田杉の製材所を営んでいて、木材に囲まれた環境で育ってきた。4年前から同社の広報担当として林業や木材産業をテーマにしたフリーペーパー作りを開始。丸太の運搬・入札方法といった専門的な内容もあれば、発注ミスを指摘したスクープも掲載した虎志郎くんのフリーペーパーは、年2回のペースで発行されている。虎志郎君が生活する小野地区は、2017年におきた九州北部豪雨で大きな被害に見舞われた。被災1か月後には「災害特別号」を発行し、子供の視点から被害状況を伝えた。「木の良さをもっと多くの人に知ってもらいたい」と語る虎志郎くん。彼が考える「木の魅力」とは。
<委員からの主な意見>
〇自分の家の職業に対して小さいうちから関心を持つのは素晴らしいことで、同時に子どもの目で、大人にも発信できるということをやってることが素晴らしいし、久々に非常に心が温まるというか、豊かになっていくような番組構成だったと思います。
〇こういう風な健全な好奇心を持ってる子どもさんをずっと追いかけて取材をするっていうこと自体がなかなか面白いと感じました。彼が学校の中で実際どういう風なポジションにいるのかというところに興味があり見たかったという気はしました。
〇人間の情緒とかそういったものをちゃんと家族から、ずっとお父さん、お爺さんから受け継いできてるなということで、日田らしい番組に仕上がってることは良い映像と思いました。
〇どうしてそこまでそういう思いでやってるのかなと、なんかその理由を知りたくてずっと見てたんですけど、「日田杉の事をもっと知って欲しくて」とか「字を書くのが好き」とか「消えない光景がある」とかキーワードは出てきたんですけど、結局この子が何でここまでしてるのかわかんなくて、でもふと気づいたのが理屈じゃないんじゃないかなと。この人の良さというか、この地域に対する思いが伝わってくる良い番組でした。
〇将来何になりたいっていうのは一言あってもよかったかなと。本当は新聞記者さんになりたいのか、家を継ぎたいのか、全然違う学校の先生なのかそういうのがあると、もうちょっと感情移入出来たのかなと感じました。
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