1.開催日
平成19年12月11日(火)
2.開催場所
大分東洋ホテル・久住の間
3.議題
[1]テレビ・ラジオ年末年始番組について
[2]今年を振り返って
[3]次回の日程について
平成20年1月21日(月)の予定
4.出席委員(敬称略)
溝口薫平委員長
肥田木孜副委員長
由佐康子、後藤誠、伊藤安浩、戸高禮子、森哲也、伊藤京子
(赤尾重信、草間朋子委員欠席)
<局側出席者>
首藤社長、中山専務、江藤テレビ編成局長、井尻テレビ制作局長、後藤報道局長
矢野ラジオ局長、竹内番組審議会事務局長、秦番組審議会事務局
5.審議の概要
審議会は、首藤社長があいさつで「今年はデジタル放送1年目、新社屋棟完成、開局55周年と、歴史的な節目の年となった。新しいシンボルマークの下、全社一丸となって新メディア時代を切り拓いて行きたい。また、今年は放送倫理が問われる厳しい1年だった。コンプライアンスの確立につとめ、審議会の意見をこれからの番組作りに活かしていきたい」と述べた。続いて溝口薫平委員長が「今年は社会的に品格を問われるニュースが多かった。県民に的確な情報を伝え、地域に信頼されるOBSを目指してほしい」と要望した。
「年末年始番組」について審議を行ったあと、ネット番組やローカル番組、最近の放送業界全般について各委員が今年を振り返った。
<委員から出された意見の概要>
○「ニュースライン」や「かぼすタイム」などの自社制作番組が、今年はいろんなものにチャレンジして充実していた。特に、「ニュースライン」が最近雰囲気が変わって親しみやすくなった。中でも、新コーナーの「10年後の私」や「Watch」は成功している。
○「歩こうおおいたチャレンジ100キロ」など、次の時代を担って行く子どもたちを取り上げた良い番組が多かった。こうした番組を続けることで向上し、伝統になり、局の特色になって行くと思う。
○子どもの育て方はどうあるべきかなど、子どもの教育や大分県の学力問題をテーマにした番組を放送してほしい。
○自社制作番組を充実させることが、人材を育てて行くことにつながる。更なる努力に期待する。
○キー局のデータ捏造や不適切な放送など、放送倫理を問われる番組が多かった。公権力の介入を許さないよう、しっかりやってほしい。
○報道の自由と、規制強化の動きが以前にも増して強くなった1年だった。
○決め付け報道というか、解釈だけが先行してその判断を視聴者に押し付ける傾向が強い。
○事件報道が、微に入り細にわたり過ぎている。連鎖反応的に事件を誘発する恐れもあるので、表現内容を考えるべきだ。世論が支持しないマスコミは存在しない。
○コメンテーターが全て考えを述べるのではなく、視聴者が考えて判断する番組作りを望む。
○放送は時代を動かし、社会を変えるという大きな影響力を持っている。OBSの1人1人が、そうした責任を担っているということを肝に銘じて携わってほしい。
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