1.開催日
平成15年3月24日(月)正午
2.開催場所
大分放送本社 会議室
3.議題
[1]「民間放送連盟 放送基準」一部改正について(諮問)
[2]放送界の新たな自律的取り組み
Ⅰ.新たな放送第三者機関「放送倫理・番組向上機構」設置について
Ⅱ.「日本民間放送連盟 報道指針」の一部改正について
[3]ラジオ・テレビ4月編成について
[4]視聴番組
[5]テレビ 「ムーブ2003」 ~佐賀関闘争・30年目の証言~
放 送 平成15年3月22日(土)7:00~7:30
[5]平成15年度審議会日程
[6]その他
4.出席者
溝口 薫平(委員長)、赤尾 重信、由佐 康子、川原 大、田辺 正勝、後藤 誠、伊藤 安浩、
戸高 禮子
5.議事の概要
審議会は、大分放送の宮崎社長があいさつで、今年の10月1日に開局50周年を迎えるが、そのキャッチコピーが決定した。「ありがとう大分、いつもいっしょにOB」。地上デジタル放送スタートなどメディア新時代に向けて、組織の活性化と制作力の強化を更に推進したいと述べた。
つづいて、「日本民間放送連盟 放送基準」の一部改正について諮問。諮問のとおり答申された。
今回の改正は、個人情報保護に対する社会的な意識の高まりなどを踏まえ、報道における個人情報の取り扱いに一層の配慮を行うためのもの。
このあと、テレビ・ラジオの4月編成について担当者が報告。視聴番組、テレビ「ムーブ2003 ~佐賀関闘争・30年目の証言~」を視聴・合評した。
この番組は、30年前、関アジ・関サバで有名な佐賀関町で海岸線の埋め立てをめぐって漁民の反対運動が起こった。計画は中断されたが、異例の開発中断へと導いたものは何か、30年目にして海の男達が語り始めた。
<委員から出された意見の概要>
○ 30年経って、それぞれが語っていることは、ひとつひとつ随分重いもので、歴史の検証という意味では良い番組だった。
○ 8号地の問題を扱っているが、その問題を評価する前に、1号地から5号地をどう評価するかが重要で、その部分が抜けている。
○ 当時の住民運動を企業誘致でない切り口で見せてもらった。海に生きる漁民の情熱が伝わって来た。
○ 反対する理由には、今日的な環境問題が全てであったのかどうか。やはり当時は、生活や就職、雇用を作り出すといったことの方が重かったように思う。
○ 8号地と関アジ・関サバのリンクのさせ方が弱かった。
○ 立地協定の中身も時代とともに変わって来ている。その変化をどこまで捉えきるかが、この番組を大きく左右する。そこのところが描ききれていない。
○ 番組の構成はすごく良かった。CGを使っての地図や当時の環境庁長官、三木さんのコメント、西尾さんのインタビューは番組に重みを増した。
○ 地域の問題を取り上げ、昔放送した番組をその時代を知らない人達のためにもう一度放送して欲しい。
©2024 Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.