OBS大分放送

1.開催日時
平成28年10月17日(月) 12時~14時10分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 「ダイドードリンコSP 神舞行事~海を渡る神の舞~」
放送日時  平成28年9月3日(土)16:30~17:24
[2]業務報告
(1)10・11月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(9月)
[3]次回日程について
平成28年11月21日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務取締役報道制作局長、泉テレビ編成局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局次長、松井ラジオ局長、テレビ制作部 都甲尚伸ディレクター、篠原番組審議会事務局長

5.審議の概要
平成28年度10月の番組審議会が開かれ、永田社長が「2019年にラグビーW杯が日本で開催され、大分でも数試合が予定されている。大分県は、県民にもっとラグビーに親しみを持ってもらうなど、大会に向けいろいろな事業を展開してくと思うが、OBSでも節目に番組を作るなどして、機運を盛り立てる様にして行きたい」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『ダイドードリンコSP 神舞行事~海を渡る神の舞~』を視聴・合評した。うるう年の8月、山口県の祝島で行われる「神舞」。今から1,100年以上前に伊美(大分県国東市)の人たちが、京都の八幡宮の分霊を持ち帰る途中、嵐に遭い漂着したことが始まり。貧しいながらも心をこめてもてなしてくれた島民たちに対し、伊美の一行は荒神を祀り、持っていた「五穀」の種を提供した。農耕により島の暮らしは向上。感謝の気持ちをこめて島の人々は、伊美別宮社に参拝するようになり、後に4年に一度、伊美から神様を迎える「神舞」になったとされる。祭りの様子と、長く続く伊美と島の人々の絆を描く。

<委員からの主な意見>
○少子高齢化でいろいろな祭りがなくなるか、これだけ盛大に続くということは、相当の地域住民の努力がないと出来ないと思う。人口が減っている中で島民全員が関わることはすごい。
○感動した。取り上げた素材自体も、素晴らしいと思った。いろいろな場面で、人々の言葉がうまく拾えていた。すべての言葉がキーワードのように織り込めていた。
○コミュニティがいまだに息づき、また3世代が繋がっていこうとしているのを見ると、地方創生という意味では祭りはが重要だということを痛切に感じた。
○島と神楽のどちらかに寄った方が良かったのでは。登場人物が多く途中で分からなくなった。人のことを深く知りたいと思った。
○イベント的なお祭りが増えているが、この祭りは底流に流れる本質的なものを大事にしていることが、いろいろな画面から伝わってきた。
○地元にこれだけの祭りがあることを、番組として取り上げているのはありがたいが、ナビゲーターがミスキャストだと思う。
○現在の祝島の人口はどのくらいなのか、産業は何があるのか、今の生活の糧は何なのか、地理的な関係などを、番組冒頭で基本情報として提供すると捉えやすかった。

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