OBS大分放送

1.開催日時
平成29年4月17日(月) 12時~14時00分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 『「新 窓をあけて九州」11人の決断~臼杵豊洋中学校 最後の一年~』
放送日時  平成29年4月9日(日)10:00~10:15
[2]業務報告
(1)4・5月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(3月)
[3]次回日程について
平成29年5月15日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、佐藤政昭委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
大塚常務取締役、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、藤澤真由美ディレクター、篠原番組審議会事務局長

5.審議の概要
平成29年度4月の番組審議会が開かれ、大塚常務が「熊本大地震から1年が経過する為、「旬感!3ch」で「熊本大震災から1年」を放送。発生のメカニズムや今後起こるであろう「南海トラフ地震」の備えなどについて、2人の大学教授を招いた。OBSも万全の体制で災害報道に取り組まなければならない。今週末には太平洋ベルト地帯のJNN系列が一緒になって中継や連絡体制などについて総動員で合同訓練を行う」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『新 窓をあけて九州 11人の決断~臼杵豊洋中学校 最後の一年~』を視聴・合評した。臼杵市立豊洋中学校は全校生徒わずか11人、全員3年生。当初は2016年3月末で閉校する予定だった。しかし教育長が当時1年生だった11人の気持ちを聞くと、「この学校に残って11人で卒業したい」というもので、これを尊重し閉校は延期された。少人数の大変さや寂しさをかかえる生徒たちを支えたのは地域の人々。卒業式を迎え、11人はどのように成長したのか。彼らがこの一年で育んだ絆とは。

<委員からの主な意見>
○閉校の延期は教育的な配慮や狙いがなければできないはず。彼らにとって11人だけで卒業するのが良いのか、あるいはもっと大きな集団の中で切磋琢磨するのが良いのか、難しい問題。
○明るいいい物語で、短い時間でまとめるには大変だったと思う。地域が大きな問題を抱えながらも、閉校を延期するという進んだ考え方もあるのだと、子どもたちへの思いの深さをひしひしと感じた。
○行政的にはこれほどコストパフォーマンスが悪い学校はないという中では、特例中の特例だと思う。これがどのくらい珍しいのかというところが、具体的に見えたらわかりやすかった。
○「11人の決断」というタイトルの番組で、最後に丹生くんが「いい決断」という言葉で締めていた。彼の口から決断は正しかったという言葉が出たというのは、非常に良かったと思う。
○この11人が10年後にどういう大人になっていて、そしてこの1年間が彼らにとってどういう時間だったのかという番組を作ると面白いのでは。
○生徒も先生も行政も地域も、自分たちの決断は間違いではなかったと再確認できる番組だった。
○閉校を延期するという判断の根拠はどういったものだったのか、何を期待してそういう判断をしたのか。子どもたちや教育長の考え、言葉をもう少し知ることができると良かった。もっと長い番組に期待したい。

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