1.開催日時
平成29年5月15日(月) 12時~14時00分
2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール
3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 『「世界一の九州が始まる!」伝統に旋風!~天領の下駄王子~』
放送日時 平成29年4月30日(日)10:15~10:30
[2]業務報告
(1)5・6月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(4月)
[3]次回日程について
平成29年6月19日(月)
4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
神田岳委委員、佐藤政昭委員、藤本 保委員、児玉憲明委員
<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、高橋宏明ディレクター、篠原事務局長
5.審議の概要
平成29年度5月の番組審議会が開かれ、永田社長が「世界が大きく変わる中、日本ではテロ対策の共謀罪成立が今国会で山場を迎えている。憲法改正成立を2020年に目指すと、具体的に日程が提示されるなど大きな曲がり角にきている。スピードに乗り遅れることなく、ニュースや番組を通じて、一方的ではなく多面的に掘り下げ、情報を提供していきたい」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『「世界一の九州が始まる!」伝統に旋風!~天領の下駄王子~』を視聴・合評した。歴史情緒あふれる大分県日田市の名物「日田下駄」。地元の伝統工芸の魅力を発信しようとする若き職人が、本野雅幸さん(35)。日田杉を使った下駄は、作りは匠の技に裏打ちされている一方、デザインはネイリストがデコレーションを施した「デコ下駄」や布を持ち込み下駄にコーティングする「布あそび下駄」など、既成の枠に収まらない斬新な物が多い。近年、イタリアやフランスの展示会に出品。人気アウトドアメーカーともコラボしてさらなる海外展開も目指す。「愛される日田下駄」をコンセプトに、挑戦を続ける若き職人の姿を描く。
<委員からの主な意見>
○衰退しつつある産業を続けていくためには、伝統や老舗ののれんを壊しながら守るという矛盾した作業が必要。それを体現して、かつ世界にも発信している。非常に刺激を受けた。
○下駄は履いた時にぴたっと足の裏に木の温かみが伝わるような、人工的なものにはない良さがある。それを番組の中でもう少し伝えても良かった。
○最新鋭の機械を買っていたが、経営的にはどんな状況なのか。新しい下駄がどんどん売れている状況ではないだろうから、経営が成り立っているのか現実的部分も紹介してほしかった。
○日田下駄の由来、由縁がいまひとつ分からなかった。
○日常的に下駄をはく文化がすたれているので、新たな生活提案があっても良かった。
○それなりの覚悟で前向きに家業を継ぎ、いろいろ新しいアイデアを出してやっていく様子は、他の業種の人達にも勇気を与えられる活動。
○高額の商品もあった。日常使いだけでなく、外国のコレクターなどに対し美術工芸品としての価値も持ち始めるのではないか。
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