1.開催日時
2022年1月17日(月) 正午~13時50分
2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール
3.出席者
委員総数 8名
出席委員数 8名
<出席委員の氏名>
伊藤安浩 委員長、是永幹夫 副委員長
伊藤京子 委員、神田岳委 委員、小田圭之介 委員、板井良助 委員、藤本保 委員、児玉憲明 委員
<放送事業者側出席者>
猪俣知三 代表取締役社長、兼子憲司 取締役 報道制作局長、篠原真治 業務局長、矢部泰史 テレビ制作部、羽田野哲彦 視聴者室長 兼 番組審議会事務局長
4.議題
[1]番組審議
テレビ番組 新 窓をあけて九州「エントラーダ」~挑戦の先に~
放送日時 2021年11月28日(日)10:00~10:15
[2]業務報告
(1)12月・1月のニュースや番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(12月)
[3]次回日程について
日時:2022年3月22日(火)正午
会場:大分放送 本社5階 セレモニーホール
5.審議の概要
猪俣社長は、冒頭のあいさつで、今年の放送業界で最も注目すべき点は、この春にも民放キー5社が揃ってGP帯を中心とした時間帯で、同時配信サービスを本格的に開始する動きに加えて、放送と通信の融合に向けての動きが本格的に進み、「放送新時代の幕開け」を迎えることで、放送事業者にとっては放送の基本的な枠組みの見直しが必要で、未来を描かなければならない重要な年になると断言。ローカル民放局としてはこの動きを注視しながら、県民が求めるコンテンツニーズをしっかりと掴みとり、地上波放送は無論、動画による情報発信にも積極的に取り組む姿勢が問われると強調した。続いて、大分放送の今年の主な目標について紹介、「SDGsの取り組みの具現化」「アジア初の水平型宇宙港開港に向けた取り組み」「今年7月に実施される参院選の選挙報道」を三つの柱にして、社を挙げて取り組むと決意を表明した。続いて、大分放送が制作して去年11月に放送した番組 、新窓をあけて九州「エントラーダ」~挑戦の先に~を視聴した。大分市に一昨年組織された知的障がい者のフットサルチーム「エントラーダ」を取り上げたもので、チーム名はポルトガル語で「入口」という意味があるが、チーム名には「挑戦への入り口」、「社会への入り口」というふたつのメッセージが込められている。2021年9月にチームに加入した松本卓大さん(24)」は、中学校から大学までサッカーをして、大学卒業後は佐賀県内の企業に就職したが、コミュニケーションがうまくとれず、3か月で辞めて、大分県内の別の企業に入社した。ここでも周囲と馴染むことができず悩んでいた時に知ったのが「エントラーダ」だ。番組では知的障がいのある選手たちがひたむきにボールを追いかける姿と、フットサルをきっかけに笑顔を取り戻し、社会復帰を目指す松本さんに迫る。
<委員からの主な意見>
〇スポーツを通じて社会参加のきっかけを作るという描き方っていうのは私非常にわかりやすくて良かったと思います。フットサルをしてる時はみんな目がやっぱり生き生きしてて健常者と何ら変わらない表情だということは非常に印象的でした。
〇最初の切り口はパラスポーツというよりは、スポーツというのはそういう垣根を越えて皆一緒にできますよと、一つの材料かなと、今日は改めて障害者が社会参加していく中で、スポーツはその支えになるということを表すようなものとしての捉え方もあると感じました。
〇本人がどういう経緯で、佐賀で、大分に帰ってきてというその辺が非常に我々にはわからないところで、そのあたりがもうちょっと出てくると良かったかなという感じがしました。
〇タイトルが「エントラーダ」なので、チーム全体をある程度表わそうとすると何か多分また他の人に向けて番組作るとまた全然違う側面が見えてくるのかなと、またそんなところも見てみたいなと思いました。
○15分の短い中で本当におっしゃる通り松本さんの表情が変わっていくのは十分見てとれてよかったなあと思います。いろんなバランスの中で一つ一つその短い番組の中でも上がっていく様子が見れてよかったなと思います。
〇悔しさとか、一点が取れたんだからという仲間との喜びとか、とても何かこう、あの短い中に人とのその繋がりとか優しさが感じられたので、とてもいい番組だったと思います。
〇主人公もこれからいっぱい壁があると思うけど、一筋の光を見せてくれた良い番組でした。
〇松本さんのような困りを抱えてるっていうかね、そういう人たちに光を当てるっていうとってもいい番組だったと思います。ぜひそういう視点を継続して持たれて、いろいろ掘り下げたり、あるいは発掘したりして番組にしていただけるといいなと感じました。
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