OBS大分放送

1.開催日時
2023年6月19日(月)13時~14時51分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.出席者
委員総数  8名
出席委員数 8名

<出席委員の氏名>
伊藤安浩 委員長、是永幹夫 副委員長、伊藤京子 委員、神田岳委 委員、下川宏樹 委員、藤本保 委員、児玉憲明 委員、平松まゆき 委員

<放送事業者側出席者>
猪俣知三 代表取締役社長、兼子憲司 常務取締役 報道局長、篠原真治 メディアコンテンツ局長、藤澤 真由美 コンテンツ部、黒田隆司 番組審議会事務局長

4.議題
[1] 番組審議
テレビ番組:「新・窓をあけて九州」~みんなの居場所~
放送日時:2023年5月28日(日)10:00~10:15放送

[2] 業務報告
(1)5月・6月のニュースや番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(5月)

[3] 次回日程について
日時:2023年7月18日(火)午後1時~
会場:大分放送本社 5階 セレモニーホール

5.審議の概要
大分県豊後大野市にある社会福祉施設「ライフサポートセンターなごみ園」の中に、今春、コーヒーショップ「nagomi coffee」がオープンした。建物の中には秋月正博施設長(40)はじめ、職員の思いや、なごみ園に通う子どもたちの夢が詰まっている。番組では、開店準備の段階からオープンまでの日々に密着。自分たちが働く場所を生き生きとプロデュースしていく子どもたちの姿と、彼らと同じ目線に立ってサポートする秋月さんの思いを描く。

<委員からの主な意見>
〇とっても自然な作りの番組で、気持ちの良い風が吹いたなって感じるようなそんな番組だった。
自分にとっての人生の第1の拠点ですという、とってもいい言葉が聞けました。コーヒーショップでレコードをかけることについて、その自分たちがいいと思ったレコードだけかけるのではなく、お客さんにも好きなものを持ってきてもらってかけてもらったらどうだろうかという、すごく柔らかい発想が出てきて素晴らしいなと思いました。

〇法律は役に立たなくても、居場所があることで解決するっていうのが、このVTRを観ながら感じました。ありのままの自分を受け入れてくれて、妙にバイアスがかかっていなくて、ことさらに同情を乞うとか可哀そうな人たちだから援助が必要だというふうな捉え方をしていない場所が沢山たくさん拡がっていくといいなと思いました。

〇出演していた青年が子供のころ、人に関心を示さない子どもだったそうですが番組を見る限り全然そういうのを感じさせない。本当にこの施設を利用してきてよかったということと、その他の利用者の方も本当に発達障害かどうかって全然わかんない感じでした。

〇経済的なことだけではなくて、人の温かみ、思いというものを、どういうふうに社会は調整していくのかなと思いました。なごみ園と名前に象徴されるように、本当に全ての人が和む空間というものが大事だろうなと思いました。

〇これからその子どもたちがどういう方向に向かっていくのか、しっかりと見極めて導いていけるという非常に大きい可能性を感じさせていただいたラストだったと思います。

〇子供たちが、ジャズ流そうとか、時計はこういうのがいいなとかアイデアを出す。クリエイティブさせていることは、とても素敵な試みだなと思いました。

〇障害持った人たちが、現実社会の中で就労していくのは難しい面もあります。就労した後も、難しいことが起きうるわけです。だから、こういう場があるっていうことが、より多くの人たちが当たり前に生活できることに繋がっていく、そんなコメントとか、視点がちょっとでもあればと思いました。

〇多くの方は社会福祉の仕組みを知らない。居場所を提供する、雇用もある。番組を見て、いいところねというだけで終わってしまう可能性がある。時間が短くてもせめて今の社会福祉がどういうものかの説明があれば、より意味があると思いました。

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