1.開催日時
2023年12月4日(月)17時~18時25分
2.開催場所
「ふく亭 本店」 大分市都町
3.出席者
委員総数 8名
出席委員数 8名
<出席委員の氏名>
伊藤安浩 委員長、是永幹夫 副委員長、伊藤京子 委員、神田岳委 委員、下川宏樹 委員、藤本保 委員、児玉憲明 委員、平松まゆき 委員
<放送事業者側出席者>
猪俣知三 代表取締役社長、篠原真治 メディアコンテンツ局長、黒田隆司 番組審議会事務局長
<放送事業者側欠席者>
兼子憲司 常務取締役 報道局長
4.議題
[1] 番組審議
・今年を振り返って
・今年印象に残ったOBS自社制作番組及びネット番組
・OBS自社制作番組及び放送界全般に望むこと
[2] 業務報告
(1)11月・12月のニュースや番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(11月)
[3] 次回日程について
日時:2024年1月15日(月)午後1時~
会場:大分放送本社5階 セレモニーホール
5.審議の概要
<番組内容>
この1年を振り返って、印象に残ったOBS制作の番組。TBSのネット番組について。
またラジオについて意見交換を行った。放送界全般に望むことなどの意見もいただいた。
<委員からの主な意見>
〇今年を振り返って印象に残ったOBS制作の番組は、「日本の祭り」です。中津祇園。それから、瀧廉太郎。骨太で、まず背骨があって、それにいろんなエッセンスが絡まって、番組のラストまでいくということで非常に私は感心しましたし、さすがだなと思いました。
〇今年印象に残った番組の一つは「旬感!3ch」の知事候補討論会です。趣味だとか、何か人柄っていうのをちゃんと出せていた。このような討論会もありだなと非常に参考になります。
〇「別大マラソン」と「車いすマラソン」、圧巻ですよね。スポーツの生中継というのはテレビの力を感じる。今、目の前で起きていることを、そのまま視聴者に伝える。映像とともに実況中継も含めて、テレビじゃないとできない。しかも、本当に大勢のスタッフの意気込みを感じさせていただきました。
〇ラジオでは「夕方なしか」です。かつての「なしか」は松井さんと吉田さんのコンビでいわゆるおじさん世代の悲哀が滲んで、それを面白おかしくするっていうところが良かった。今回リニューアルして「竹尾の夕方なしか」になり、そこに甲斐さんが加わったことによって男女1名が担当。その効果もあってか、確か4歳の子の投稿が、なしか祭りのときに登場した。年齢とか、性別に関わりなく「なしか」って思うことを投稿できるっていう、本当に楽しい番組になったので今後期待しています。
〇インターネットが普及し始めた頃は、テレビ局っていうものの存在意義がなくなってくる、みたいなことを思われた時期があった。今はかえって、ちゃんと社屋を構えて放送しているっていうことが、信頼に繋がるようなことになってきている。そこのところを自信とプライドを持って正しい情報を伝えていただけるといいと期待しています。
〇大分愛がすごいなという番組の作り方ですね。一番歴史の古いテレビ局だけあって、本当にちょっと我々が見落としがちなところをきちんとフォローして、それをきちんと番組にするという力はOBSの力だというのを強く感じています。
〇日本の祭りの中の近年の作品の中でも白眉ですよね。カメラワーク含めて一つの祭りをあそこまで総体をちゃんと作ったっていうのは、ここ5年間の日本の祭りの中のベストテンを選ぶとしたら、トップに選んでもいいような番組だったと思います。
〇TBSの番組ではやっぱり「VIVANT」。今回のスケールの大きさと、世界的課題をあんなエンタメにできる力。非常に「VIVANT」の持っている意味というか、福澤克雄さんが何を考えてあれを作ったのか、テントをどうしてあそこに登場させたのか。次に何を作ろうとしているのか。今一番関心がそこに私はあります。
〇目に余るような性被害が今横行しています。ジャニーズ事務所だけじゃないというふうに言われていて、パワハラであったりセクハラであったり、事件が他にも隠れていると思います。ですから、そういうことも恐れずに番組で取り上げていくこと、そして、注意喚起をしていくこと、そういうことが本当に大事だなと思います。
〇審議委員の任に預かりましてですね、これまであまりテレビの見方、ラジオの聞き方というか、全く意識してこなかった。視聴者の方からこういう意見が出やすいんだとか、一般視聴者の方は、どういう視点で見ているのかな、聞いているのかなと、日常生活にすごく意識がいくようになりました。本当に実りのある1年だったと思います。
〇ラジオは局アナ・パーソナリティを育てていただきたい。局外の人たちともいろんな道、バリエーションで設定を持って、情報を蓄えていくというのも、一つの仕事のうちです。自分の背中にある引き出しをたくさん作ってほしい。
〇車に乗るときは必ずOBSラジオを聞いています。大分の今起こっている話題を取り上げてもらえると、何も聞こうと思って聞いたわけじゃないですけど、耳に入ってくると、はっ、という気付きになる。ありがたいなと思います。
〇バラエティー感とアカデミックな面とのバランスをどうとるのかという事です。バラエティーで突っ走るのもいいのかもしれませんが、OBSは大分の一番初めにできた民放ですし、そのアカデミックさが私はとっても好きだったものですから、その辺がたまにハテナがつくかな。その辺のバランスをよろしくお願いしたいと思います。
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