OBS大分放送

1.開催日時
2024年1月15日(月)午後1時~3時10分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.出席者
委員総数  8名
出席委員数 7名

<出席委員の氏名>
伊藤安浩 委員長、是永幹夫 副委員長、伊藤京子 委員、神田岳委 委員、下川宏樹 委員、藤本保 委員、平松まゆき 委員

<欠席委員の氏名>
児玉憲明 委員

<放送事業者側出席者>
猪俣知三 代表取締役社長、兼子憲司 常務取締役 報道局長、篠原真治 メディアコンテンツ局長、糸永敦 報道部、黒田隆司 番組審議会事務局長

4.議題
[1] 番組審議
OBSドキュメンタリー「唐臼が鳴く」
放送時間:2023年12月29日(金)午前10時50分~11時40分

[2] 業務報告
(1)12月・1月のニュースや番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(12月)

[3] 次回日程について
日時:2024年3月18日(月)午後1時~
会場:大分放送本社5階 セレモニーホール

5.審議の概要
【視聴番組について】
国の重要無形文化財に指定されている日田市の小鹿田焼。川の水を利用して原土を砕く唐臼の音とともに、300年の歴史を歩んできた。2023年7月、記録的豪雨が集落を襲い、全9軒の窯元が被災した。6代続く窯元の柳瀬裕之(やなせ ひろゆき)さんは、唐臼を流失したほか、焼き物の燃料となる薪を確保できず、作陶の危機に陥る。受け継いだ伝統を守るため、唐臼の音を絶やさぬため、たくましく作り続ける陶工の姿を追った。

<委員からの主な意見>
〇自然の力って本当に強大で、人間は時々それに打ち負かされてしまう。それでもそこから元の状態に戻していこうとする。番組は、そんなに劇的なことが起こるわけじゃないが、毎日の淡々とした作業の積み重ねによって、元の状態に復興していく。そういう人間のたくましさみたいなものを強く感じた。

〇この番組のタイトル「唐臼が鳴く」は、小鹿田の方々の言葉のようですが、唐臼の音が聞こえている、鳴くように聞こえていることが、小鹿田の里の暮らしが行われていることの証。その唐臼の音が水害によって泣くような状態になったんだけれども、唐臼が鳴く方の生活に戻っていった。その出来事をこの言葉に象徴させて短いタイトルに凝縮した。その思い切りが素晴らしいなと思った。

〇小鹿田焼を焼けなかった柳瀬さんが、半分ちょっと諦めた感じの表情だった。それがしっかり焼き終わった時の表情を見ると、本当にほっとした安堵の表情に変わっていた。この表情を捉えたのが良かった。

〇自然が美しい地区が、同時に背反するように自然の恐ろしさ、水害の恐ろしさも映し出されていて、小鹿田で暮らす方は、毎年のように水害があって大変だなというのを改めて思い起こした。

〇取材が大変だっただろうなと思う。多くが職人さんなので、マイクを向けても話をしてくれないとか、でもそれが職人らしく写っているのがとてもいいと思う。

〇水害の時、あの里で、被害のあり方は違ったんだろうと思う。その辺がもうちょっとあったら、なるほどこの人はすごく被害が大きくて遅れて、それでも何とか頑張れたんだなっていうのを、もう少し納得しながら見れたと思う。

〇小鹿田焼は悪条件の里で陶芸を続けるしかない。一子相伝もそうです。土が悪いので土の強度を高めるために飛び鉋を、大正時代に先人たちが発見した。だから、そういう「唐臼が鳴く」を取り上げてくれるのかなと期待したが、ちょっと物足りなかった。

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