1.開催日時
平成27年5月18日(月)12時
2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール
3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 ムーブ「心を聞け!大学生ラガーマン日本一への挑戦」
放送日時 平成27年4月19日(日)25:20~25:50
[2]業務報告
(1)5・6月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(4月)
[3]次回日程について
平成27年6月15日(月)
4.出席委員
伊藤安浩 委員長、是永幹夫 副委員長
鶴丸礼子委員、神田岳委委員、藤内 悟委員、板井良助委員、西村摩耶委員、藤本 保委員、児玉憲明委員
<局側出席者>
永田社長、高木常務、泉テレビ編成局長兼視聴者室長、松井報道局長兼テレビ制作局長、砂原ラジオ局長兼ラジオ営業部長、篠原番組審議会事務局長
5.審議の概要
平成27年5月の番組審議会が開かれ、永田社長が「GWは、東九州道の開通や大分駅ビルオープンなどの効果で、賑わいを見せた。また、当社は「大分放送文化振興財団」を設立し、県内の教育・文化・芸術などの発展に寄与する個人、団体に対して助成金を贈呈、今回で26回目を迎えた。今後も、放送事業はもちろん、このような地域貢献の事業にも力を入れ、県民役に立つ放送局としての役割を果たしていきたい」とあいさつ。
続いて、テレビ番組『ムーブ「心を聞け!大学生ラガーマン日本一への挑戦」』を視聴・合評した。大学ラグビーの強豪・帝京大学ラグビー部の4年生、大塚貴之さんは生まれつき重度の難聴で、周囲音をほとんど聞き取ることが出来ない。大塚さんは、相手の口の動きを見て内容を理解する口話でコミュニケーションをとっている。高校時代はキャプテンを務め、花園出場まであと一歩に迫った大塚さんは、可能性を試すため帝京大学に進学。4年生の冬にレギュラーのAチーム入りを果たした。賢明にプレーする大塚さんと彼を支えるチームメイト、家族などとの絆を通じて、挑戦を追う。
<委員からの主な意見>
○高校時代から丁寧に取材し、長いスパンの集大成。ディレクターは人的なつながりをきちんと知っており、そこが大事。
○普通、強い難聴があれば、早くから手話などを教えていくところ、一般の高校に進学したということは、家族や本人、それに周りもよく支えたと思う。幼児期の教育に思いを馳せた。
○弱点とか自分のマイナス面にどんなふうに人間が向き合って、どんなふうに克服していくかの第一歩を教えるのは、私たちだと感じた。
○ラグビーが体力や技術勝負だけでなく、それ以上にチームワーク、団結心が必要と分かった。
○大塚さんは多分ハンディキャップをアドバンテージとみて生活している。これから生きる上で、そういった前向きさが希望になる。
○プレーの場面で何秒か無音の時間があり、多分大塚さんがそういう感覚だろうと、効果的だった。
○高校時代に大塚さんを扱った「ムーブ」と比べ、本人の成長もあるが、番組自体の進化もすごい。
○多くの人に、勇気と前向きに生きていく気持ちを与えることの出来る番組だった。
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