記事 > OBSラジオ > 情熱ライブ!Voice > 衛藤賢史のシネマ教室
2013/11/19
インモラルな内容ということは断片的に流される情報で承知していたが、これほどすごいものとは思わなかった。背中がヒリヒリするような緊張感のある作品であった。カウンセラーと呼ばれる切れ者を自認する弁護士は、己の才覚を過信し、安 […]
2013/11/12
ハートウォーミングな映画とは、このような作品を指して言う言葉であろう。 認知症の母を介護するバツイチの中年男の話、と言えば湿っぽい内容と思いがちであるが、何回も笑い!何回も泣き!ながら魂が癒される作品となっているのだ。長 […]
2013/11/05
ギリシャ神話では、神と人間の間に生まれた子を<ヒーロー>と呼び、神と同じような能力を有するが、神と一点だけ違うのは可死の運命を持つことである。例えばアキレスとかヘラクレスなどがそれであるのだ。 そして、リック・リオーダン […]
2013/10/29
快調なテンポで観客を一気に奇想天外な物語の中に引っ張り込む手腕は、見事である!と唸りたくなる面白い娯楽作品となっている。 それぞれがマジシャンとしての特技の違う4人が、謎の人物から召集され<フォー・ホースメン>としてチー […]
2013/10/22
<タイピスト>という言葉は、現在のパソコン時代ではもう死語になってしまったが、1950年代の男性社会で女性が企業で活躍できるのはタイプライターで書類を早打ちするタイピストという秘書的役割の職種だったのだ。 フランスの片田 […]
2013/10/15
おしん役の濱田ここねの愛らしい表情と素直な演技によって、この作品は魅力ある内容となった。 今年はNHKの朝ドラ「あまちゃん」人気が社会現象にまでなったが、その元祖と言っていい朝ドラが1983年に放送された「おしん」であっ […]
2013/10/08
それぞれの出来事に応じての謝罪方法の違いを6ケースに分けて話を進めるながら、その出来事がすべてどこかでリンクしていると言うストーリー構成の作り方は、さすがに宮藤官九郎の脚本らしい才気を感じたが、肝心の謝罪方法が無意味にオ […]
2013/10/01
カンヌ映画祭審査員賞を受賞した作品である。親と子の深い精神の絆とは!という普遍的テーマを、出産時に子供を取り違えられた二組の夫婦の精神的懊悩と、そこから生じる親子とは?という問題に焦点を当て鋭く切り込んだ秀作となっている […]
2013/09/24
『第9地区』で風刺のきいたSFを演出した南アフリカのN・ブロムカンプ監督が、ハリウッドに進出して撮ったSF作品である。 時代は2154年、地球は環境汚染により荒廃の極に達していた。 地球を支配していた一握りの富裕層は、地 […]
2013/09/17
クリント・イーストウッドの原作映画『許されざる者』(1992)への尊敬の意を込めながら、リメイクへの挑戦を試みた李相日監督のこの作品は、その意欲を空回りさせることなく、原作映画とほぼ同時代の日本の北海道を舞台にして手付か […]
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